知っているとお得な電報知識
会社を選ぶポイント
本来「電報」とはNTTのものだけを指す言葉になります。
2003年4月に民間企業の参入が自由化された結果、私たちはより多くの電報サービスを使うことができるようになりました。そのため、選択肢は非常に多いのですが、いずれもまだ歴史が浅く、歴史あるNTT電報のブランドには信頼面で劣るのは事実です。
それだけ電報=NTTのイメージはまだ根強いのです。
では、電報を出す際に会社を選ぶポイントは何か?それは当たり前ですがサービスです。サービス面ではNTTがベストとは必ずしも言えません。むしろサービス面ではネット電報各社の方がいいのです。
NTTよりも安く、NTTよりも早く、NTTよりも色々な種類の電報が送れる場合がほとんどです。
電報を送るシーンは人それぞれだと思います。自分の用途に一番適したネット電報会社を選んで頂くのがベストですが、ネット電報にはたくさんの会社があり、比較のポイントは色々とあります。
価格、文字数、台紙のパターン・・・など各社それぞれに強みを持っており、一概にどれがいいというのは難しいのです。そこで、比較的一般的な電報を送るとした場合、重要なのは価格と手軽さと安全性ではないでしょうか?
そして、なによりもNTTを選ぶ理由の大半が信頼性ということを考えれば、ネット電報で一番有名なのはヒューモニーの『VERY CARD』です。『VERY CARD』はネット電報の老舗として後発のネット電報のサービス指標としても知られる存在です。よって、そのサービス品質は全てにおいて高く、総合力でもNO.1と言えます。コスト、スピード、信頼感のポイントこそがまずは選ぶポイントであり、『VERY CARD』が特にお勧めです。
電報はどんな時に送ればいいのか
電話の発達していない時代に、手紙より早い緊急連絡方法として始まったのが電報です。
そのような用途で始まったこともあり、当時の電報事業は郵便局の管轄でした。
1952年(昭和27年)に、NTTの前身である日本電信電話公社にその事業が継承される頃には、電話網の整備もあり、ほぼ緊急連絡用で使われることはなくなり、その用途のほとんどが冠婚葬祭になりました。
現代においても、電報の利用用途の9割は冠婚葬祭ですが、その他の利用機会も創出されているようです。その理由は、民間企業の参入により、電報のサービス自体が良くなったということです。
2003年4月の電報事業への民間参入許可以降、ヒューモニー『VERY CARD』を皮切りに様々な民間企業が参入し、現在ではその数200以上と言われています。
ネット電報の代表的な存在である『VERY CARD』のホームページを見て頂ければわかりますが、
申し込みの手軽さ、価格の安さ、台紙の豊富さがNTT独占状態の頃とは比較にならないほど潤沢になり、
今ではグリーティングカードやメッセージカードのような用途も若い人たちを中心に増えてきているようです。
メールやメッセンジャーだと少し味気がない、そんな時に電報が選ばれるようです。
電報を出すベストタイミング
電報を出すベストタイミングとは、二つの意味があると思います。
「いつ出すのか?」
と
「どのような時に出すのか?」
の二つです。
まず、いつ出すのかについては、当たり前ですが予定の日に届くように出して下さい。
忘れっぽい人は事前に出しておいてもいいと思います。サービス会社によって事前受付の期間は異なりますが、おおよそ10日前~3か月前ぐらいのようです。
唯一、ヒューモニーの『VERY CARD』だけが6か月前から事前受付してくれるようです。忘れっぽい、電報を送る機会が多いなんて人は『VERY CARD』を利用するとよいのではないでしょうか。
次に、「どのような時に出すのか?」については、電報用途の9割が冠婚葬祭ですから、基本的には冠婚葬祭の時がほとんどだと思います。冠婚葬祭も含めてですが、以下のような時に贈るのがよろしいのではないでしょうか。
【お祝い】
・結婚、婚約、出産、入学、卒業、還暦など人生の節目のお祝いとして
・開業、開店、創業、新築など新しい門出のお祝いとして
・表彰、誕生日、退院(お見舞い)などのお祝いとして
【弔電】
・葬儀、法要など
【その他】
・父の日、母の日、敬老の日、七五三、クリスマスなど暦上のイベントにメッセージカードとして
・退職などの労いとして
など、挙げればきりがありません。
結論としては、いつでもよく、むしろ送っていけないという場合はありません。メールよりももっと改まった形できちんと気持ちを伝えたいという時に電報は最適なサービスなのです。特にネット電報を中心に、最近は台紙の種類が非常に豊富ですので、そのシーンに合った台紙を選べば、より気持ちが伝わることは間違いないでしょう。送りたい時がベストタイミングなのです。